着色の原因、何だろう?

こんにちは。

広島県福山市西新涯町にあります宇田歯科医院の歯科衛生士の宇田です。

 

歯の着色(ステイン沈着)を取りたいと来院される患者様がいらっしゃいます。

成人の方であればコーヒー☕、タバコの摂取量が多い方に、そのような傾向があるように感じます。(個人的には緑茶、ほうじ茶も着色が付きやすいように思います)

ですがステイン沈着はそれだけが原因とは限りません。

 

お子さんも、ステイン沈着する子はします。

兄弟でみんな同じ食生活なのに一人だけ着色しやすいな…同じように歯みがきもしているのに何故だろう…と不思議に思われる親御さんも少なくありません。

 

そんな時に注意してみてほしいのは、『口呼吸』ではないかということです。

本来は鼻呼吸を行うはずですが、口呼吸になると外気の汚れをキャッチするものがなく、歯がフィルターの役割を果たすことになります。

そして口呼吸をしていると、歯が乾燥しやすくなります。そうするとステインが沈着しやすくなります。

テレビをみている時など、お口ポカンとしていないかチェックしてあげましょう。

その他『咀嚼回数が少なくないか(丸飲みしていないか)』普段の食事の様子もみてみましょう。

十分に咀嚼できていないと唾液の分泌も少なくなります。唾液の分泌量が少ないということは、お口の中が乾燥しやすい状態、つまりステイン沈着しやすくなるというわけです。

 

歯科医院では、ステイン沈着に対するアプローチとして歯石除去(歯の清掃)でステインを除去することができます。併せて、食事の摂り方へのアドバイス(一口の量を少なくしてみる、噛む回数を意識してみる等)を行うことができます。

歯科で口呼吸自体を根本から治すことは残念ながら難しいです。口呼吸は鼻炎や花粉症からくることもありますので、その場合は耳鼻咽喉科への受診をお勧めします。

 

口呼吸が他にどのような影響を及ぼすのか…というのは、後ほど書こうと思います✏

 

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