知覚過敏について(2)

こんにちは。

福山市西新涯町にあります宇田歯科医院の歯科衛生士の宇田です。

今回は知覚過敏への対応としての『歯みがき』について詳しくお話していきます。

緊急を要さない程度の知覚過敏の場合、まずは歯みがき剤を見直してみましょう。なぜなら、知覚過敏の症状を和らげてくれる成分があるからです。1つ目はフッ素、2つ目は硝酸カリウム、そして乳酸アルミニウムです。

  • フッ素…フッ素は歯の石灰化を促進させてくれます。神経への通り道である象牙細管にも石灰化層をつくって、刺激を封鎖してくれます。成人用の歯みがき剤ではフッ素濃度1450ppmのものが高濃度でお勧めです。
  • 硝酸カリウム…簡単に言うと神経の反応をおさえてくれる成分です。
  • 乳酸アルミニウム…神経への通り道である象牙細管の入り口を封鎖してくれる成分です。

まずはこの成分が入った歯みがき剤を使用して、様子をみてみましょう。使用し始めるとすぐに効果があるかというと、必ずしもそうとは限りません。徐々に効果がでてくることが多いので、最低でも3週間は継続して使用してみてくださいね。

 

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