こんにちは。福山市西新涯町にあります宇田歯科医院の歯科衛生士の宇田です。
タバコが口の中の健康にも影響するというのはご存知でしょうか?
タバコの煙にはたくさんの有害物質が含まれており、その中でもホルムアルデヒドなどの発がん性物質も存在しています。
【喫煙との関連が報告されているお口の中のトラブル】↓↓↓
- むし歯・着色
- 口腔がん・前がん病変・口内炎
- 歯周病・歯石の沈着・歯ぐきの色素沈着
- 黒毛舌
- 口臭
- 受動喫煙による子どものむし歯 など…
現在、日本では加熱式たばこが広く普及しています。発売当初『紙タバコと比較して有害物質を大幅に減少した』という宣伝があったためか『加熱式タバコは紙タバコよりも害が少ない』と認識された方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、減少したのは一部の有害物質に過ぎず、逆にプロピレングリコールやグリセロールなどの加熱式タバコ特有の化学物質が大量に発生しています。これらの身体に与える影響はまだ明らかになっていません。。。なので加熱式タバコだから健康リスクを減少させることができる!という訳ではないということを知っておきましょう。
短期間でも禁煙することで良い変化があります。お口の中のことで言うと、禁煙5日ほどで【歯ぐきへの血流量】が非喫煙者と同じくらいになります。血流が回復すると傷の治りがよくなるので、歯科では外科処置を行う際には禁煙をすすめることがあります。
しかし、ニコチンが持つ依存性の強さ(ドラッグよりも依存しやすいと言われている)によって禁煙が難しいことも確かです。
例えば私たちは定期清掃を行う際に、『いつもより着色が減ったな?』というような小さな変化を見逃さないようにしています。もし、その患者様が禁煙を始めていたとしたら、それに気づいてもらえると禁煙のモチベーションアップにつながると思うからです😊
些細なことかもしれませんが、まずはそういったところで禁煙のサポートができると良いなと考えています!