こんにちは!
広島県福山市西新涯町にあります宇田歯科医院の歯科衛生士の宇田です。
このブログでは、たびたび自分の子どもたちの仕上げ磨きの状況を報告してきました。
成長とともにその状況も変わってくるものなんだなと、少し驚いています。
というのも、長男(もうすぐ3歳)の仕上げ磨きの状況
→仕上げみがきの時間だけ特別にスマホの動画(3分程度)を見せながら、磨く。というものでしたが、いつまでもこの状況では歯みがきの習慣がついているといえるのか?と不安ではありました。
しかし、最近は特にきっかけがあったわけではありませんが、一通り自分で歯みがきをした後声をかけると、自然と動画を見せなくても親の足元へゴロンと寝てくれるようになりました。
なぜかな?と考えてみると、どうやら保育園や絵本などで【食べたら歯をみがこう】【歯みがきをしなかったらどうなる?】ということを教わっているようです。
(「歯みがきしなかったらむし歯になるよね!」と言ったり、甘いおやつを与えた時には「いっぱい食べたらむし歯になるから(ママに)あげるね」と言って返却してきたときには驚きました!)
とはいえまだまだ私の思うように口をずっと開けてくれるわけではないので、歌を歌いながらだったり気分を乗せるような言葉かけをしながら磨いている状況です。
長女(1歳)の仕上げ磨きは、ゴロンと寝かせて手を親の足で挟み、太ももあたりで顔を横にそむけないように固定して磨いています。
こちらは体の自由を奪われることと歯の中に物を入れられることに対してすごく嫌がって叫び泣きます💦
ぎゃー!と言ってくれるうちはお口が開いているので、その時は磨きやすいのですが、頑なに口を閉じて、ぶぶぶっ…と唾だけを出す状況であると歯ブラシすら入れることができないので困ります。そんな時はちょっと口が開いた瞬間を見計らって、左手の人差し指をいれています。そうするとお口を閉じようとしても歯ブラシが入るぐらいの隙間はできます。
幸いにも、乳歯が全て生えそろっているわけではありませんので、歯ぐきの部分で噛まれても指は痛みません。
※奥歯が生えているお子さんの仕上げ磨きの際は指を入れると、噛まれて痛いのでマネしないでください💦
上記に関しては、嫌がっている時の最終手段です。
まずはゴロンと寝かせてお顔(ほっぺやあご、お口周り)のマッサージや触れ合い遊びをやってみて、上機嫌になったところで歯ブラシで「こちょこちょ~」とくすぐるそぶりをします。
さらに上機嫌になってくれたらこちらのもの✨まずは奥歯から1か所ずつ、やっていきます。
仕上げ磨き時に気をつけている点
- 眠くなる前に歯みがきをする(上機嫌なうちに歯みがきができたら◎!)
- 一気に仕上げ磨きを終わらせようとしない(歯1本磨いたら、こどもが嫌がる前に歯ブラシを抜いてひと段落、そしてまた1本磨く…の繰り返し)
- 先に難しい奥歯から磨く
- とにかく楽しい擬音や言葉をかけて、おもしろい顔もしてあげて飽きさせない です。
仕上げ磨きができない(させてくれない)からむし歯になっていないか心配です😓とおっしゃるお母さん方が多いので、力になれることができないかといつも思います。その子の性格やその時の気分、個人差があるので一概に「この方法がいいよ!」とは言えないこともありますが、その家庭家庭によってやりかたの工夫などもあるでしょうから、そのような情報のやりとりをする架け橋のような役割ができればいいなと思っています。
小さなうちは、少々泣いてもむし歯にならないように磨いてあげることは大切ですし、その数分頑張ってもらえたら、あとはケロッとしているものです。
泣かせたらかわいそう…とは思わず、歯みがきを頑張ってくれたらその後にたくさんほめてあげましょう👏✨
いづれは成長とともに、仕上げ磨きが楽になりつつあるということは私も実感していますので、それを期待して世の中の親御さん!頑張りましょう💪❣