こんにちは。
広島県福山市西新涯町にあります宇田歯科医院です。
今回は『義歯(入れ歯)が完成するまでの流れ』を紹介します。
「1回型取りをしたら、次には入れ歯が完成する」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は何回か作業が必要で、いろんな工程を経て精密な義歯を製作していくのです。
上の写真は義歯が出来上がるまでの作業工程です。
左から順番に説明します。
①:歯と歯ぐきの型取りを行います。
②:①の型取りをもとに、その患者様専用の容器を作り、その容器でさらに精密な型取りを行います。
③:専用のロウ(ロウソクのロウのようなもの)を盛った入れ歯の土台をお口の中に入れてみて、前歯の長さやでっぱり具合、上下の歯の噛み合わせの位置などを決定していきます。
④:ロウを盛った入れ歯の土台に人工の歯を並べて仮の入れ歯を作ります。それをお口の中に入れて、見た目や噛み合わせの最終チェックを行います。
⑤:ロウを溶かしてプラスチックを流し込んで義歯が完成です!微調整が必要であれば行います。
といったように、精密な義歯が完成するまでには型取りから完成まで、順調にいっても4~5回の通院が必要となります。
先日義歯を作製中の患者様が「歯がないと、やっぱり食事がおいしくないね」とおっしゃっていました。やはり『食べること』は人生の中でも楽しみのひとつであり、健康な身体を維持するためには重要なことだと思いました。
しっかり噛めるためのお口の状態を維持させたり、回復させることが私たちの役割でもあるので、今回は義歯完成までの流れを紹介しましたが、どの治療においても患者様が通院しやすいように、私たちもしっかりそのサポートをさせていただきたいと思っています(^^)b☆☆☆